「レッスン=練習した曲を先生に聞いてもらってアドバイスをもらう時間」
おそらく多くの人が、このように考えていると思います。
確かにざっくり言えばそうなのですが、もっと具体的な受け方をご提案したい…!!
目指す目標やレベルによって、レッスンの受け方や考え方を変えるだけで、充実度がガラッと変わります。
教室選びの基準にもなると思いますので、ぜひ読んでみてください♪
そもそも「レッスン」とは?
先ほどの通り、レッスンの共通認識は「練習した曲を先生に聞いてもらってアドバイスをもらう時間」。
これは習う側も教える側も同じではないでしょうか。
しかし、主に趣味で音楽を楽しみたい方の中には、仕事や子育てで忙しかったり、練習場所の確保が難しかったりと
なかなか練習することができない方も多くいらっしゃいますよね。
でもよくよく考えてみてください。
「1週間に1時間、防音の部屋で楽器に精通した人にアドバイスをもらいながら思う存分楽器を演奏できる」
これってめちゃくちゃすごいことじゃないですか?
それなのに、「普段練習できないから…」という理由で音楽を諦めてしまうのはもったいないなと思うわけです。
とはいえ、音大やプロを目指している方は練習も仕事の一環になるので必要不可欠。
そこでここからは、日々の練習の有無や目的別に、レッスンの受け方を3つご紹介していきます!
①趣味で楽しみたい×練習するのが難しい
趣味で音楽を始めるか悩んでいる人におすすめなのが、「レッスンで練習する」という考え方です。
予備校で言えば、講師常駐の自習室といったところでしょうか。
先生と一緒に練習するので疑問に思ったことをすぐに解決できて、間違った練習をしてしまう心配がありません。
デメリットとしては、1週間空くことで前回やったことを忘れやすいことが挙げられます。
しかし、実際に演奏してみると案外体が覚えているので、毎回ゼロからのスタートになるわけではないのでご安心ください。
また、基本的に「次回までにこれをやってくるように」といった宿題がないので、気兼ねなくレッスンに通えます。
この受け方は、レッスンでは技術的な練習をして、家では好きな曲を好きなように演奏して楽しみたい方にもおすすめです。
②趣味で楽しみたい×練習時間が確保できる
これは音楽教室の王道ともいえるパターンですね。
レッスン以外で楽器を練習できる時間があると、短期間で上達を実感しやすいことが最大のメリットです。
1~2週間に1回レッスンを受けることで、独学よりも効率よく練習ができて、さらにモチベーションを保つこともできますね。
もちろん普段練習していても、①のようにレッスンを練習時間の一部として使ってもOKです。
しかし、せっかく練習しているのであれば、レッスンを発表の場として活用してみてはいかがでしょうか。
練習したものを「人に聴いてもらう」という意識を持つことで、いい緊張感を味わえるはずです。
発表会に参加する予定があればなおさらいい練習になるので、ぜひ試してみてください♪
③受験・プロ志望
これは教員採用試験や保育士試験などを控えている人にも当てはまるかと思います。
高いレベルを目指す人のレッスン活用法は、2つあります。
必要な技術の差はあれど、ここに当てはまる人に必要なのが「本番で力を発揮すること」ですよね。
緊張はもちろんのこと、ピアノであれば瞬時に楽器に慣れなければいけませんし、体調が優れなくても当日になれば演奏しなければなりません。
そのため、レッスンを「模擬試験・模擬ステージ」と考えて、先生の前で自分の実力を出し切れるように心がけてみましょう。
また、それとは別に自分の弱点を隠さずに見せることも大切です。
本番さながらの演奏は、言い換えれば“自分の良いところだけを出す”ので、それだけではいつまで経っても自分の弱点が改善できません…
ちゃんとした先生は、失敗から根本的な原因を突き止めて、改善するための練習方法を提案してくれます。
(個人的には最初から「なんでできないの」という人からは離れたほうがいいと思っています。だって“なんで”を見つけるのが先生の仕事でしょう…(超小声))
体験レッスンってめちゃくちゃ大事
さて、ここまで読んでみて自分に合いそうなレッスンの受け方・考え方は見つかりましたか?
求めるものは人それぞれなので、①と②のいいとこどり!なんてのもアリですよね。
ぼんやりでも「こんな雰囲気がいいなぁ」と浮かんで来たら、まずは体験レッスンに参加してみましょう。
理想のレッスン像が少しでもあると、聞いておきたいことや確認しておいたほうがよさそうなことが何となく見えてくるかと思います。
いざ入会してみて「あれ?」とならないためにも、いくつか受講してみて比較するのがおすすめです。
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